平田レディースクリニック

■避妊法について■

【低用量ピル】
1.ピルの副作用(デメリット)
主な副作用
吐き気、嘔吐、乳房痛、頭痛、不正出血※1など
血栓症
乳がん※2

※1 不規則に起こる、月経とは異なる出血のこと。
※2 ピルを飲んでいると乳癌のリスクはほんの少し上昇するという報告があります。しかし定期的に検査をすれば、異常の早期発見が可能です。


2.ピルの副効用(メリット)
月経周期が規則正しくなる。
月経痛がなくなる、軽くなる。
月経血量が減少し、貧血が改善する。
多毛症やニキビが改善する。
卵巣がん、子宮体癌が減少する(予防する)。
骨盤内感染症が減少する。
月経前緊張症に効果がある。

3 低用量.ピルの1ヶ月分の費用

2,500円+処方料 (薬剤の種類により多少料金は異なります)

4 .低用量ピルの種類
卵胞ホルモン(E)と黄体ホルモン(P)の量が一定であるピル(一相性ピル;マーベロン)からE,Pの量を変化させたピル(多相性ピル;アンジュ、トリキュラー)まで各種あります。さらに、ピルを月経の始まった最初に訪れた日曜日から開始するSundayStart Pillと呼ばれるシンフェーズ(月経が日曜日には来ない様にする目的で、日曜日から内服して土曜日に終わり、水曜日から生理が始まる様に仕組んだピル)とに分けられます。当院は1相性、3相性種々揃えております(マーベロン、アンジュ、トリキュラー、シンフェーズ)

【IUD(避妊リング)について】
1.種類
ミレーナ(黄体ホルモン付加型IUD)などがあります。   

2.避妊効果
太田リング、FD-1などの従来からの子宮内避妊具(IUD)は数%の妊娠率があった。マルチロードCu250、ノバ Tは銅線を付加して、ミレーナは徐放性の黄体ホルモン付加により避妊効果を高め、妊娠率は0.1%〜1.2%といわれています。
ミレーナは黄体ホルモンを付加しているため、子宮内膜症を合併する女性の月経過多、月経痛を改善し、喫煙者でピルが内服できない人にも治療を兼ねて避妊目的で使用できます。ミレーナ以外のIUDは流通していません。

3.費用 
子宮内避妊具(IUD)装着は25,000円、除去は5,000円(2〜2.5年で交換)、ミレーナは装着料40,000円で、5年ごと交換です。当クリニックでは、ミレーナを採用しています。

4.副作用及び欠点 
 子宮内異物である事から過多月経、不正出血などが起きやすく、子宮筋腫、腺筋症などで子宮腔が変形していたり、頚管が弛んでいたりすると自然脱出などが発生しやすく、妊娠してしまうこともある。しかし、ミレーナは子宮内にあれば何とか避妊の目的は達するようであります。特に、ミレーナは月経困難症、月経過多症を伴う子宮に有効で、症状が大変軽減され、大変喜ばれた症例を経験しております。ミレーナ52mgが月経過多、月経困難症を対象に、保険適応が可能となりました。喫煙者にも使用可能で、コスパに大変優れております。

 

【 緊急避妊について

 緊急避妊は従来はヤッペ法という中容量ピル(プラノバール錠)を2錠を12時間毎2回内服する方法でした。今回厚労省が認可した、【ノルレボ錠】は緊急避妊が目的の薬剤で、1錠1回内服で、妊娠阻止率はヤッペ法より優れているというホルモン剤です。ただし、薬価が非常に高く(¥13000)ヤッペ法との比較で選択していただいています。現在、当クリニックではノルレボのジェネリック薬品であるレボノルゲストレル錠(\8,000)を採用しています。

当クリニックでも採用していますので、ご相談下さい。


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